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子供の味覚

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<子供の味覚>

ピーマンは苦いから嫌い!子供は皆苦味のある野菜が苦手です。しかい甘いお菓子はムシャムシャ。

なぜなのでしょうか?それは子供が自分の身体を守り、成長するためなのです。植物にうっすらと苦味があるのは、自分が敵に食べられにくいようにしているからです。子供は体が弱いので、身を守りために苦味を敏感に感じ取ります。また同じ甘さなのに、子供にかき氷は、赤のイチゴ味がよく売れます。これも黄色や青のためものはまだ成熟しておらず、食べられないもの。そして酸っぱい味のものは腐敗や、まだ熟していないものと判断しているのです。身体を守るために子供の舌は苦味や酸味を敏感に感じるように出来ています。

更に大人と違い、子供は自分の体を大きく成長させるための栄養が多量に必要なので、お腹に貯まるお米やパンが好き。大人と同じ健康食カロリーの足りない子供は、隠れて高カロリーのお菓子を多量に食べてしまうことも。

大人と子供の味覚は違うもの。どうぞ焦らず、味や好みは成長とともに変わるものだと覚えておいてください。

<田北敏行先生 歯学センターの窓から no.97 2016.11 より引用>