歯内治療とは歯の神経があった場所(根管)をきれいにして封鎖していく作業です。根管の中は実際には肉眼では見ることができず、従来は経験的、理論的な治療として行われていました。マイクロスコープの登場により、それが可視化されたことによってより余計に削らない、取り残しの少ない治療が可能になっています。
マイクロスコープによる歯内治療には不可欠な環境を作るための、歯を隔離する方法です。ゴムのシートを歯にかぶせることによって唾液の侵入などを防ぎます。(天然ゴムにアレルギーのある人のためにノンラテックスのものも用意しております)
当院ではドイツのカールツァイス社製マイクロスコープを導入しております。医科の転用ではなく歯科専用として開発されたものを使用しています。
根管の形状は複雑で根の先に分岐があったり歯の上部からの治療では限界があります。根の先を切断して感染源を除去する歯根端切除術などの外科的な処置も行っています。