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歯科教室2-インプラントって何でできているの?

教室1で歯科用インプラントはネジのような人工歯根、と記載しましたがインプラントの歴史の中ではいろんな形状が存在しました。同じように素材も色々なものが使われてきました。
ですが現在残り、使用されているのは一般的に『チタンのネジ状の人工歯根』です。

なぜチタンが使われているのかというと、1つ目にチタンは不動態金属といわれ地球上に存在するチタンは酸化被膜に覆われており耐蝕性、生体適合性に非常にすぐれているため、
2つ目にチタンには骨と接触している部分がくっつく(専門的にはオッセオインテグレーションと呼ばれます)性質があるため、強固な支えが得られやすいためです。
オッセオインテグレーション

使われているチタンにも純チタン、チタン合金(アルミニウム、バナジウムなど)があります。
永らく純チタンはより生体適合性が良い、チタン合金は強度に優れるといった使い方がされていました。(当院では純チタンのもの)

2016年にストローマン社より発売されたRoxolid®というチタン合金はチタンとジルコニウムの合金で生体適合性と強度を兼ね備えたものとして使用されています。

骨と結合する生体適合性の高い素材として、ジルコニアインプラントの応用も進んでいますが、まだ技術的な制約があることや日本の薬事法認可でないことなどから普及は先になりそうです。
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