インビザライン矯正歯科医
綺麗健康プロデューサー
加藤通子です❣️
歯の数が足りないとか、なかなか生えてこないなどという方は意外と多いのです。
もともと親知らず以外の歯は、左右1番目から7番目まで、全部で合計14×2=28本あるはず❗️
もし足りないとすれば
・先天性欠損
・萌出遅延
・埋伏歯
のどれか?
また逆に歯が多い場合は、過剰歯ということになります。
今回は、親知らず以外の埋伏歯がある患者様の矯正治療について✨
歯が生えてこないで埋もれたままになっている状態、その歯を埋伏歯といいます。
埋伏歯の開窓、牽引とは、外科処置により埋もれている歯に矯正装置をつけて、歯に矯正力をかけることで、歯を引っ張り出すことです。
埋伏歯のすべての場合に、この方法が適しているというわけではありませんが
矯正後の状態が患者様にとって一番良い状態となるように考えて
治療方針を決定した方が良いでしょう。
例えば親知らずの埋伏歯の場合(大臼歯の欠損があるなど特殊な場合を除いて)は、抜歯するかそのままにしておくかどちらかになると思いますが
親知らずがあるために歯並びに悪い影響を与える場合や、一部萌出が始まり、今後何らかのトラブルを起こす可能性がある場合には、抜歯した方が良いでしょう。
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Sさん(現在17歳)
矯正治療(ワイヤー矯正)を始めたのは11歳
まだ混合歯列期(乳歯と永久歯の混ざった状態)でした。
彼女の矯正治療が長期間になった理由は?
①歯の交換(乳歯から永久歯へ)が遅かったこと
②左右の犬歯が埋伏歯(捻転、水平)だったので、開窓、牽引を行う難症例となったこと
上顎右側犬歯について
開窓、牽引により治療
一旦180°近く回転していた歯を正常な向きに治した。
上顎左側犬歯について
開窓、牽引により治療
口蓋にアンカースクリュー(固定源)使用
口蓋部から正常な位置に移動した。
そして
Sさんは矯正治療終了する日が、もうすぐそこまで来ています😃
綺麗に完成したら
またお知らせします🧡
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Aさん(22歳)
インビザライン矯正治療中
初診時
上顎左側犬歯、水平埋伏
ClassⅡ、叢生、上顎前歯近遠心傾斜など
問題を抱えていましたが
埋伏歯の犬歯以外は、だいぶ改善して
犬歯のスペースもできています。
後は、犬歯の牽引中