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歯科教室6-保険適用の白い歯(20231201加筆)

ごく小さい大きさの虫歯であれば従来からコンポジットレジンと呼ばれる、プラスチックを口の中で流し込んで固める方法がすべての歯について保険適用でした。

現在は段階的にハイブリッドレジンのブロックを削り出して詰め物やかぶせものを作る方法(CAD/CAM冠)が条件付きで適用になってきています。

1~3はクラウン(被せもの)の方法

4,5はインレー(詰め物)、クラウンの方法

6は7が4本すべてある場合に限りインレー、クラウンの方法

7は基本的には適応外(金属アレルギーの診断書がある場合は適用になることがある)

という風になっています。(2022年4月現在)

レジン(プラスチックの様なもの)とフィラー(セラミックの粉)を混ぜたものであるハイブリッドレジンとコンポジットレジンは厳密には同じものなのですが、便宜上フィラーの割合がハイブリッドレジン>コンポジットレジンと呼ばれています。

フィラーを多くしていけばある程度強度は強くなりますが、少しでもレジンが入っていると物性はレジンに近くなります。

ハイブリッドセラミックという表記、呼称がありますが、これはハイブリッドレジンです。セラミックと誤解させるための表現であると思います。

 

[2023年12月1日追記]本日より6,7,8にハイブリッドレジンではなくPEEK樹脂という素材のかぶせものが保険適応になります。色はアイボリーで透明感のないものです。当院で取り扱いしています。